資格取得のきっかけ|子育てママが保育士を目指した理由

試験について

初めまして。まめつぶと申します。

私は令和3年前期に独学で保育士試験に合格しました。

これからこのサイトでは主に独学で、育児やお仕事でしっかりとした時間が取りづらい方に向けて、私がどのようにして合格したのかをお伝えしていきたいと思います。

資格取得のきっかけ

勉強期間中は9時から18時までのフルタイム勤務で、末っ子の三女は保育園に通っていました。

そして双子の長女と次女は、ちょうど中学3年生の受験期でもありました。

私は当時、児童福祉施設に勤務していました。

そこで働いていたときに「資格を取ろうかな」と思い始めたのがきっかけでした。

そう思うに至るまでにはいろいろな要因がありました。

特に双子を育てた経験は、私にとって大きな転機だったと思います。

子どもが3人、ましてや双子もいると保育園にたくさんお世話になることがたくさんありました。

そのときにお世話になった保育士さんには、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

その後、仕事でいろいろなお母さんと関わり、たくさんのお子さんやママとふれあい。

こうした体験が積み重なり、自然と「保育士になりたい」という気持ちにつながっていきました。

双子育児で感じた保育園のありがたさ

双子を育てる毎日は想像以上に大変でした。

同じ年齢の子が2人同時に泣き、2人同時(もしくは順番に)体調を崩す。

昼も夜もまとまって眠れない日が続き、心身ともに限界を感じることもありました。

そんなとき、保育園の先生方に助けられたことも何度もあります。

安心して子どもたちを預けられたからこそ、私は少しだけ自分の時間を持ち、家事や仕事に向き合うことができました。

「保育士さんがいなかったら、私の育児は本当に乗り越えられなかった」

そう実感したことが、保育士資格を目指す最大のきっかけになりました。

児童福祉施設での経験

もうひとつ大きかったのは、児童福祉施設での経験です。

私が勤務していたのは地域密着型の児童館でした。

そこで、さまざまなママたちと出会いました。

「育児ってこういうときが大変なんだよね」
「わかります!私も同じでしたよ」

みんな悩んだり、子どもと一生懸命に向き合っている。

そして子どもに愛情を持っている。

職員として子どもや保育者に寄り添ったりふれあううちに、「自分もこういう形で誰かの力になりたい」と思うようになったのです。

保育士資格を取ると

保育士資格を取ると、実際に働く場所の選択肢が大きく広がります。


たとえば、

🏢 一般企業での活躍

  • 保育施設運営会社: 保育園や学童クラブなどの運営に携わります。
  • 幼児教育・教材メーカー: 子ども向けの教材開発や企画で専門性を発揮できます。
  • 子ども服・子ども用品販売: 子どもの発達段階に合わせた商品提案などに保育士経験を活かせます。
  • テーマパーク・アミューズメント施設: 子どもたちの遊びをサポートしたり、イベント企画に関わったりできます。
  • 写真館: 子どもの自然な笑顔を引き出すスキルが役立ちます。

👨‍👩‍👧‍👦 福祉施設でのサポート

  • 放課後児童クラブ(学童保育): 共働き家庭の小学生を放課後に預かり、遊びや生活を支援します。保育士資格があれば「放課後児童支援員」の資格も取得しやすくなります。
  • 児童発達支援施設: 障がいのある未就学児の日常生活や機能訓練をサポートします。
  • 放課後等デイサービス: 障がいのある学齢期の子どもたちの支援を行います。
  • 乳児院・児童養護施設: さまざまな事情で家庭での養育が難しい子どもたちの生活を支援します。
  • 母子生活支援施設: 困難を抱える母子が自立できるようサポートします。
  • 児童館: 乳幼児から高校生まで、すべての子どもが自由に遊び、学べる場を提供します。子育て支援やアドバイスなども行います。

🏥 医療施設での専門性

  • 院内保育所: 病院で働く職員の子どもを預かる施設です。
  • 病児保育: 病気の子どもを一時的に預かります。
  • 小児病棟保育士: 入院中の子どもたちの心のケアや遊びの提供を行います。医療行為は行いませんが、子どもの病状を理解する知識が求められます。

🏢 その他の様々な働き方

  • 企業内保育所: 一般企業が従業員のために設置する保育施設です。
  • 託児所: 商業施設や美容院など、さまざまな場所に併設されています。保育士資格は必須ではありませんが、取得していると就職に有利です。
  • ベビーシッター: 利用者の自宅などで一対一(または少人数)で子どもの世話をします。保育士資格があると保護者からの信頼を得る上で役立ちます。
  • 家庭的保育事業(保育ママ): 自宅で少人数の子どもを預かるサービスです。
  • 幼児教室・学習塾: 子どもに教える仕事でも、分かりやすい説明や子どもの関心を引き出すスキルが活かせます。
  • 認定こども園・幼稚園: 認定こども園は教育と保育を一体的に行い、幼稚園は年齢に応じた教育を提供します。認定こども園で働くには保育士資格と幼稚園教諭資格の両方が必要になることが多いですが、保育士資格があれば幼稚園教諭資格も取得しやすくなります。

など、いろいろな場所で働く選択肢が増えます。

仕事を復帰するときに、ママには働く場所の選択肢が増えるのはうれしいですよね。

私は児童福祉施設での短時間勤務の保育士として働いています。

「資格を取る前の自分」には想像もできなかった道が、開く可能性が増えますよ。

子育てとの両立が教えてくれたこと

子育てをしながら勉強を続けるのは正直簡単ではありません。

私も勉強を始めてから何度も、無謀な挑戦をしてしまった…と後悔の連続でした。

しかし、始めたからにはなんとかやってみたかった。

出勤前の少しの間。

夜、子どもを寝かしつけてからの数十分。

休日は家族にも協力してもらって時間を設け、しっかり勉強。

そんな「ちょっとした時間の積み重ね」で勉強を進めていきました。

そして実は、資格の取得だけではない、いろいろなメリットもあります。

自分自身の成長や、家族へのポジティブな効果を実感できるなど…

このサイトではそのように、資格の取得にまつわる様々なお話しも交えていきたいと思います。

まとめ

私が保育士資格を目指した一番の理由は「双子の育児」ですが、児童福祉施設での勤務が資格取得を決定づけてくれました。

保育園に支えられ、児童福祉施設で人の温かさに触れ、子どもの頃の憧れも思い出しながら「自分も少しでも誰かの助けになりたい」と思うようになりました。

そして、資格を取得したことで仕事の幅が広がり、自分に自信を持てるようになりました。

子育てや仕事と両立しながらの挑戦は大変ですが、それ以上に価値のある経験だと感じています。

もし「私には無理かも」と思っている方がいたら、ぜひ一歩を踏み出してほしいです。

資格の勉強は、きっと自分にとって大切な財産になります。