私は実技で「造形」を選択しました。
造形は、「絵が苦手だと無理かも…」と不安になりますよね。
しかし実際は、絵の上手さよりも「きちんと保育の場面を伝えられるか」が重要です。
私も試験直後は、問題文の解釈を間違えたかも…と不安になりましたが、結果は無事合格。
完璧な絵でなくても大丈夫です。
この記事では、当日の流れや練習方法を体験談からお伝えします。

これから造形を受ける方の
参考になればうれしいです
造形の実技試験の概要
造形の実技試験は、制限時間内に「保育の一場面」を描く試験です。
使用できる画材は、基本的に鉛筆と色鉛筆のみ。
絵の上手さよりも
- 保育の場面が正しく描かれているか
- 子どもや保育士の表情
- 保育士がどのような関わり方をしているか
が評価のポイントになります。
「絵心がないから…」という方でも大丈夫ですよ。
なぜなら造形試験は、「絵をうまく描く試験ではない」からです。
最新の出題傾向|求められるのは「伝わる絵」
最近の造形試験では、「保育の具体的な場面」が問題として出される形式が定番です。
例えば、
- 園庭で遊んでいる様子
- 紙芝居を見ている場面
- 保育室で活動している様子
など。
重要なのは、「問題を正しく読み取り、その状況を絵で表現できるか」です。
練習では、保育園のさまざまな場面をイメージして描いておくことが大切なのです。
採点される3つの重要ポイント
採点基準は残念ながら、公開されていません…。

絵が上手じゃないとダメなのかな?
しかし、過去の合格作品をたくさん見たり、実際に受験した経験から特に重要だと感じたポイントがあります。
1. 情景・状況の描写
まず何よりも大切なのが、「問題文の世界を再現できているか」です。
例えば、
- 園庭なら ・・・ ・砂場や遊具、芝生や空など
- 保育室なら ・・・保育室らしい壁紙、窓や床、机など
といった、「どこで何をしているのか」が一目で伝わるように描くことが大事です。
また、
- 夏なら・・・・半袖を着た子どもたちやプールや水着
- 秋なら・・・・落ち葉など
- 冬なら・・・・長袖や冬用の小物を身に着けている子ども
など、季節感も意識すると伝わりやすくなります。
また、問題文に書かれていない要素を描きすぎないことも大切です。
「積み木遊び」がテーマなのに、別の遊具ばかり目立ってしまうと、何の場面なのか分かりづらくなってしまいます。
「問題文を正確に読み取る力」が、造形試験では重要なのです。
2. 人物の描写
人物は、ただ人数を合わせればいいわけではありません。
「その場でどんな関わりをしているか」まで表現することが重要です。
例えば、
- 保育士が子どもに話しかけている
- 子ども同士が顔を見合わせている
- 楽しそうに笑っている
など、目線や体の向き、表情を意識すると一気に保育らしさが出ます。
また、
- 子どもと保育士の身長差
- 立つ・座る・しゃがむなどの動き
なども重要なポイント。
人物が棒立ちにならないよう注意しましょうね。
3. 色使いと着彩
造形試験では、色使いもかなり印象を左右します。
私が特に意識したのは、次のポイントです。
- 白い部分を極力残さない
- 明るい色を中心に使う
- 同じ方向に塗って色ムラを減らす
全体的に「明るくあたたかい雰囲気」を意識するとやわらかなイラストになります。
色鉛筆は強く塗り込むより、薄く重ね塗りする方がきれいに見えます。
紙を回しながら塗ると、色ムラも減っておすすめです。

とはいえ、難しく考えすぎず
まずは描くことに慣れていきましょう!
絵が苦手でも保育士実技「造形」は合格できる?
造形試験は絵に自信がなくても大丈夫です。
もちろん丁寧に描くことは大切ですが、
- 子どもが楽しそうにしている
- 保育士がしっかり関わっている
- 問題文の状況が伝わる
こうしたポイントがしっかり描けていれば、十分合格は狙えます。
実際に合格作品例を見ても、「上手な絵」というより、やさしく分かりやすいイラストが多め。
完璧ではなく、「保育の雰囲気を伝えること」を意識して練習するのがおすすめです。
実際の出題テーマと当日の流れ
私が受験したときのテーマは、「紙芝居を見ようと集まっている子どもの様子」でした。
当日はこんな時間配分で進めました。
| 内容 | 時間 | 意識したこと |
|---|---|---|
| 下描き・構図決め | 約10分 | 人数や条件を確認 |
| 人物の清書・着彩 | 約25分 | 表情や動きを重視 |
| 背景・小物・仕上げ | 約10分 | 空や床など広い部分を塗る |
問題を見た瞬間、

紙芝居か…なんか難しい…
と思ったのを覚えています。
試験開始直後は緊張していましたが、4~5パターンの情景を練習していたのでなんとかなりそうかな…と思いました。
👇そしてこちらが、実際の実技試験の結果。

一発で合格できました!
試験後に一番不安だったこと
もくもくと描き進めていきましたが、ふと途中で「私、ひょっとして問題の解釈をまちがえてる…?」と思い始め…。
本来は「読み始める前」の場面だったのかもしれませんが、私は「読み始めている場面」を描いてしまったのです…!
しかし気づいたときには、終了10分前。
一から修正する時間などありませんので、不安なまま提出しました。
正直かなり不安でしたが、結果は…無事合格でき、かなりホッとしました。
その経験から、描写が完璧でなくても「保育の場面として成立していること」や「あたたかな保育の雰囲気を描けるか」が大切なのだと思いました。
保育士実技「造形」のおすすめ練習方法
実技は、とにかく練習が大事です。
私が実際にやっていた練習方法はこちら。
- ノートに19cm×19cmの枠を描く
- 過去問を時間を測って描く
- 描き終わったら問題文と見比べる
- 別のお題で繰り返す
私は無印のB5ノートを使っていましたが、無地の紙なら何でもOKです。
100均のらくがき帳でも十分練習できます。
特に大事なのは、「いろいろな場面」を描いておくこと。
どんなテーマが出てもあわてないように、
- 園庭
- 保育室
- 食事
- お昼寝
- 手遊び
- 季節行事
などを練習しておくと安心です。
保育士実技「造形」で合格するためのコツ
どれだけ上手に描けても、時間切れでは意味がありません。
そのため、私は次の3つを意識していました。
- 人物のパターンは固定する
- 場所にあわせた小物をあらかじめ決めておく
- 描く順番を決めておく
1. 人物パターンを固定する
毎回イチから髪型や服装を考えるのは、とても大変。

髪形や服装を毎回考えてると
かなり時間を取られます…!
なので私は、
- 保育士
- 男の子
- 女の子
それぞれの服の色や髪形を決めていました。
絵柄を固定すると、かなり時短になります。
2. 場所ごとの小物を決めておく
例えば、
- 園庭 → ブランコ・ジャングルジムなどの遊具
- 保育室 → 荷物棚・園児の描いた絵・工作など
- トイレ → 幼児用便器・タオル掛け・窓など
など、「それだけで場所が伝わるもの」を描けるように練習しておくと◎。
人物だけでなく、背景の練習もしておくと本番でかなりスピードアップになります。
3. 描く順番を決める
19cm×19cmの枠は、意外と狭いです。
私は毎回、
- 構図を決める
- 人物を描く
- 小物を描く
- 広い部分を塗る
という順番を固定していました。
流れを決めておくと、どんなテーマでも焦りにくくなります。
実技試験当日に持って行って良かったもの
これは必要というものを紹介します。
| 持ち物 | 実際に役立った理由 |
|---|---|
| 色鉛筆 | 発色が良く塗りやすいもの |
| 腕時計 | 時間配分の確認 |
| ハンドタオル | 色鉛筆を並べるのに便利 |
| 鉛筆・消しゴム | 下描き用(うすいベージュの色鉛筆を下書きに使うという手も) |
私が購入したのは三菱のuni色鉛筆。
勤務していた児童福祉施設で使用していたこともあり、使い慣れていたこちらを購入。
発色がよく、重ね塗りもしやすいです。
造形の試験では人物をたくさん描くので、「うすだいだい(ペールオレンジ)」があるものを選びました。
下書きに使うと、線を消す必要もなくなり時間短縮になります。
文房具店でバラ売りされていることも多いので、追加で自分の欲しい色を買い足せます。
また、茶色系のバリエーションが豊富なのもポイント。
保育室の棚や床、木、髪の毛など、意外と茶色はよく使います。
ちなみに試験中はペンケースを机に置けないので、ハンドタオルの上に色鉛筆を並べて使うとスムーズです。

自分の使いやすい色を見つけておきましょう♪
ユーキャン教材も役立った
私はユーキャンの通信講座を利用しました。
ユーキャンは実技試験前に、実技試験対策用の参考書が送られてきます。
- 過去の合格作品の紹介が多数掲載
- 実技対策が細かい
- 当日の流れが分かる
という内容で、「どんな絵なら合格レベルなのか」がイメージしやすく、模写にも役立ちました!
当日の会場の雰囲気
当日は受験生が多く、かなり緊張感があります。
会場によっては受付順や受験番号順で案内されるので、早めの到着がおすすめです。
試験が始まると、教室はかなり静か。
紙をめくる音や色鉛筆の音だけが聞こえてきます。
最初は緊張しますが、描き始めると意外と集中できます。
事前練習で「いつもの流れ」を作っておくと、当日も実力を発揮できますよ。

完璧じゃなくても
ちゃんと合格できました!
これから実技試験を受ける方へ
実技試験は、筆記試験とはまた違った緊張感があります。
でも、事前に時間配分を決めて練習しておけば、落ち着いて対応できます。
私自身、「失敗したかも…」と思いながら提出しましたが、合格できました。
完璧な絵を目指す必要はありません。
大切なのは、「保育の楽しさが伝わる絵」を描くこと。
これから受験する方も、ぜひ自分のペースで練習を積み重ねてみてくださいね。

