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保育士試験の実技とは?試験内容と合格ポイントを解説

実技について

保育士試験は「実技試験」もあります。

実技があるから…と試験自体、敬遠してしまう方もいます。

でもコツだけおさえれば、苦手意識を取り除くことも可能です。

ここでは実技試験について、実際に受験した体験からお伝えします!

ここまで来たらあと少しだよ~

保育士試験の実技とは?

実技試験は

① 音楽に関する技術
② 造形に関する技術
③ 言語に関する技術

の3分野から2分野を選びます。

詳細は必ず公式サイトで確認しておきましょう。

👉 保育士試験 実技内容 公式ページ

保育士実技試験の合格率と難易度

保育士試験は筆記試験ばかりに気を取られがち。

ですが、実技は筆記合格後に受けるので、「筆記合格→実技準備」のスケジュールの確保も大切です。

準備期間の把握のため、「受験申請開始時期」から「筆記→実技までの期間」の日数もしっかり確認しておきましょう。

やることがたくさんあるけど、
先に確認しておくとあとで安心ですよ

実技は、保育の現場で求められる力を評価するものです。

子どもと関わる表現力や創造力、音楽的センスを総合的に見られます。

合格率はおよそ70〜80%前後

年度によって多少変動しますが、筆記試験よりは高めの合格率です。

➡ 合格率の推移はこちら 保育士試験の合格率まとめ

筆記試験をパスすれば、大体の方はクリアできる数値です!

しっかり準備すれば十分に合格できる内容なので、受験すると決めたら早めに調べておきましょう。

実技試験の分野は申し込み時に選択

実技試験では、「造形」「音楽表現」「言語表現」の3分野のうちから、2つを受験します。

どの科目を受けるかは、筆記試験の申し込み時にあらかじめ選択する必要があります。

申し込み後の変更は一切できません。

各分野50点満点、合格にはそれぞれ50点満点の60%(30点)以上の得点が必要です。

そのため、得意・不得意や自分の希望に合わせて、早めにどの科目を選ぶか決めておくのが大切です。

実技試験はいつから練習すればいい?

実技試験は、筆記試験が終わってから本格的に準備する人も多いです。

ただし、選ぶ分野によって必要な練習期間はかなり変わります。

  • 造形 → 2〜4週間ほど練習する人が多い
  • 言語表現 → 2週間〜1か月ほどで形になる人も多い
  • 音楽表現 → ピアノ初心者の場合は1〜3か月ほど見ておくと安心

特に音楽表現は、「毎日少しずつ触れること」がかなり大切です。

逆に造形や言語は、ポイントを押さえて集中練習すると短期間でも十分合格を狙えます。

筆記試験後は想像以上に時間があっという間なので、できれば筆記前から「どの分野を選ぶか」だけでも決めておくと安心です。

分野の選び方

とはいえ、実際に選択するときはなにを重視してよいか迷いますよね…

ざっくりまとめますと

  • 絵を描くのが得意な人 → 「造形」がおすすめ
  • 楽器の経験がある・歌うのが好きな人 → 「音楽表現」が向いています
  • 絵や音楽が苦手な人 → 「言語表現」がおすすめ

「得意なことを伸ばす」のも良いですが、「苦手を克服したい」「保育現場で役立てたい」という視点で選ぶのも◎。

たとえばピアノは、保育士として働くと実際に触れる機会も多いので、少し苦手でも挑戦してみる価値はあります。

実際の試験では、上手さよりも「子どもに伝わる表現」「実際の現場での子どもへの対応力」が重視されます。

完璧さを目指すより、「自分がなにを重視するのか」で選ぶのもおすすめです。

実技試験で落ちる人の特徴

保育士実技試験は、ものすごく高度な技術を求められる試験ではありません。

しかし、緊張や準備不足によって本来の力を出せず、不合格になるケースもあります。

特に多いのは次のようなパターンです。

  • 完璧を目指しすぎて緊張してしまう
  • 子ども目線ではなく「試験」として考えすぎる
  • 音楽で演奏や歌が途中で止まってしまう
  • 造形で時間配分に失敗する
  • 言語で早口になり、表情が固くなる

…書いているだけでも怖くなります笑

実技試験で大切なのは、上手さよりも子どもへの伝わり方です。

逆にいうと、「子どもにどう伝わるか」を意識して練習している人は、多少ミスをしても合格しているケースが多いです。

もし本番でミスをしても、落ち着いて最後までやり切ることができれば十分合格を狙えます。

「保育の現場ならどうするか?」を意識すると、自然と評価されやすい表現になりますよ。

造形の試験内容とポイント

造形とは

  • A4サイズ程度の用紙に「保育の一場面」を描く課題。
  • 使用できる画材は色鉛筆・鉛筆・消しゴムなど。
  • 「子どもと保育士の関わり」「場面の構成力」「表情・配色」が評価のポイントです。
  • 出題テーマは当日発表されるため、臨機応変な対応が求められます。

私は造形を選択しましたが、試験前は「どこを見られるの?」とかなり不安でした。

合格作品を見ておくと、合否の雰囲気がつかめるのでおすすめ。

私はユーキャンの通信講座を利用しましたが、実際の実技試験の具体例がたくさん紹介されていたので助かりました!

特に「色鉛筆の塗り方」「子どもの動き」「表情の描き方」はチェックしておくと安心です。

👇当日の流れや会場の雰囲気、時間配分、実際に描いた内容などは、こちらの記事にまとめています。

👇ユーキャンを使用した体験記はこちらから

音楽表現の試験内容とポイント

ピアノ(またはギター・アコーディオン)を使って、課題曲2曲を演奏します。

弾き歌いでの表現力、テンポ、伴奏の安定性などが評価の対象です。

ピアノ初心者の場合も実際の保育の雰囲気を伝える演奏ができれば大丈夫です。

  • 幼児の歌の伴奏という設定で、課題曲2曲の弾き歌いを行います。
  • 楽器は自分が慣れているものを選択してOK。
  • 最新の課題曲は「受験の手引き」で確認。

音楽表現を選択した場合、一番重要なことは上手に演奏することよりも、演奏(歌)が止まらないようにすること。

実際に、幼児の歌の伴奏をしているときに止まってしまったら子どもたちが困ってしまいますよね。

試験の時は子どもたちが目の前にいるように意識することが大切です。

「楽譜が読めない」という人でも、市販のやさしい楽譜やサポート教材を選ぶと、ドレミの記載もあり安心です。

「ピアノ初心者でも受かる?」と不安になる方も多いですが、実際は完璧な演奏よりも、子どもに寄り添う姿勢が重視されます。

練習は「1日10分でも毎日触る」ことが上達の近道です。

言語表現(お話)の試験内容とポイント

3歳児向けに「3分間でお話をする」という試験です。

課題は「おむすびころりん」「3びきのこぶた」など、試験によって変わります。

  • 幼児(3歳児程度)に向けて3分間でお話を語る試験。
  • 絵本など、原稿は手元に持たずに読み上げます。
  • 子どもに語りかけるような声のトーンや表情、テンポも評価対象です。
  • 身振り手振りは加えてOKです。

文章を丸暗記するよりも、子どもに語りかけるように目線・声の抑揚や間の取り方を意識しましょう。

私は児童福祉施設で絵本や紙芝居を読み聞かせていたので、実技試験は言語表現を選択しようと考えていました。

しかし試験がコロナの時期で、実技試験は1分野のみになったため、造形だけを受験しました。

ラッキーとも思いましたが、実際に試験を受ける機会がなくなったことは少し残念でした。

いろいろな変化がありました…

お話しを録音して聞き返すと、自分のクセや話すスピードを客観的に確認できます。

人前で話すことに慣れていない方は、初めのうちは読むことで精いっぱいになると思います。

しかし読み上げることに一所懸命になって、目の前に子どもたちがいることを忘れないようにしましょう。

うまく話すことも必要ですが、いちばん大切なのは子どもの注目をひきつけながら語りかける心。

本番では緊張して早口になりがちなので、あえて少しゆっくり話すくらいがちょうど良いですよ。

実技試験の服装・当日の流れ・持ち物について

服装について

実技試験は実際に試験官の目に触れるため、どのような格好をしていけばいいのか悩みます。

服装はスーツまでいかなくとも、オフィスカジュアルのような清潔感があり、シンプルなものがベスト。

高いものでもなくても、ユニクロやGUなどのファストファッションでも大丈夫。

前期試験の時期はもう暑いのでトップス一枚でもいいかと思いますが、下着が透けないよう気を付けましょう。

造形の場合は腕を動かしやすい服、ピアノの場合はヒールが低めの安定した靴がいいですね。

実技試験当日の流れ

保育士実技試験のうち、「音楽表現」と「言語表現」は一人ずつの実技形式です。

そのため受験者の人数や会場によっては、待ち時間が長くなることがあります。

大きめの自治体の場合は一日がかりになる場合も…

入室の順番は、受付順や受験番号順など会場によって異なります。

早めに到着していても順番が後になる場合もあるため、時間に余裕をもって行動しましょう。

持ち物について

実技試験では、机上に置ける用具や楽器など細かいルールが定められています。

自分が選択した分野(造形・音楽・言語)に応じて準備物が変わるので、申込みが済んだ時点でチェックリストを作ることがおすすめです。

以下はどの分野を選んでも基本として必要なものです。

  • 受験票
  • 身分証明書(運転免許証・マイナンバーカードなど)
  • 筆記用具
  • 腕時計(試験中に時間を確認できるもの。スマホ時計の代用は不可です)
  • 飲み物・軽食(会場で購入できない可能性もあります)

「造形に関する技術」の持ち物

この分野を選んだ場合、机上で使用が認められている用具が明確に規定されています。

  • 鉛筆またはシャープペンシル
  • 色鉛筆(12〜24色程度)
    • クレヨン・マーカーペン・摩擦熱で消える色鉛筆の使用は不可。水溶性色鉛筆の使用はできるが、会場で水は使えません。
  • 消しゴム
  • 携帯用鉛筆削り(試験監督員の許可が必要)

人形やキャラクターのプリント入り筆箱などは机上に置けないことがあるため、無地のものが安心です。

「音楽に関する技術」の持ち物

音楽表現の分野を選択した場合の持ち物です。

  • 楽器(必要な場合)
  • 課題曲の楽譜(市販または各自で用意した楽譜)
  • 譜面台、チューナー(機器持ち込み可の場合)
  • 予備のピックや替えの弦(ギター使用時)

音出しのできない会場もあるので、楽器を持ち込む場合は事前に調整をしておきましょう。

「言語に関する技術」の持ち物

言語分野では比較的持ち物が少なめです。

  • 練習用の原稿
  • 乾燥対策の飴や飲み物など
  • 目線や姿勢チェック用の小型の鏡

すべての分野にも言えることですが、体調を万全に整えておきましょう!

喉の乾燥を防ぐため、
マスクなどもあると安心ですね


昼食・持ち物の工夫

試験時間が昼をまたぐ事もあるため、軽めのおにぎりやゼリー飲料などを用意しておくと便利です。

会場によっては近くのコンビニなどが混雑することもあるので、できれば事前に準備していくと安心。

食べるタイミングが限られるため、すぐに食べられる・片付けやすいものを選びましょう。

まとめ

保育士試験の実技は、筆記とは違い「保育士としての人間性や姿勢」を見られる試験です。

得意な分野を選び、楽しみながら表現力を磨くことが、合格への近道です。

実技試験は技術を完璧に見せる試験ではなく、「子どもたちに安心感を与えられる保育士になれるか」を見られる場です。

上手さよりも保育士としての温かさが伝わるよう、意識して練習しましょう!