【保育士資格を独学取得】子育てママが感じた7つのメリット

試験について

保育士資格を取ろうと思うきっかけは人それぞれです。

特に育児中やお仕事中のママなどは、資格の取得が今後どのように役立つのか気になるところですよね。

私も勉強を始めた当初は、正直「安易に選択して失敗したかも…?」と不安でした。

しかし、いざ資格を取ってみると見える景色が変わりました。

ここでは、保育士資格を取ることで感じたメリットと、実際に勉強してみて分かったデメリット・注意点をまとめます。

これから挑戦しようとしている方の参考になれば嬉しいです。

いろいろな視点からお伝えします!

1.国家資格を取得できる安心感

やっぱり、まずはこれですよね。

保育士は、国が定める国家資格です。

そして一度取得すれば更新はなく、生涯有効。

再就職や転職の際にも大きな強みになります。

結婚や引っ越しなどライフステージが変わっても、資格があれば働く場所を見つけやすい。

そんな安心感があるのは、国家資格ならではです。

2.絶対に無くならない職業

子どもがいる限り、保育の仕事がなくなることはありません。

ご存じのとおり、共働き家庭の増加や待機児童問題など、保育士の需要はまだまだ衰えるところがありません。

景気や流行に左右されにくく、安定した働き口があるのも大きな魅力。

そして、AIや機械に代わることのない「人の温かさが必要な仕事」です。

これらの点から無くなることのない職業と言えます。

3.働き方の選択肢が多い

保育士資格を持っていると、働ける場所の選択肢が本当に増えます。

保育園はもちろんのこと、

  • 保育園のパート・派遣社員
  • 企業内保育所
  • 学童保育
  • 幼児教室
  • ベビーシッター
  • 児童館・子育て支援センター など

資格が無くても勤務できる職場もありますが、採用する目線から考えると、やはり資格を持っていると安心感が違いますよね。

フルタイムで働くのが難しい時期でも、探しようによっては短時間勤務や扶養内パートといった選択ができます。

資格があることで、同じ時間働いても無資格より給与が上がるケースも多いです。

また、全国どこにでも働く場所があるのは大きなメリット。

なるべく家から近いところで働きたい!という探し方もできます。

家庭との両立を考えるママにも、心の余裕ができます。

4.安定した収入を確保できる

保育士の給与が安いというのは定説でしたが、昨今は自治体や民間でもきちんとお給料に反映されている傾向が見られます。

どの業界でもそうですが、人材確保の意味合いもあり、求人も引く手あまた。

パート勤務でも最低賃金より高めの求人もあり、資格手当処遇改善手当などの制度も整っています。

ブランクがあっても、資格を持っていれば即戦力として歓迎される職場が多く、「手に職を持つ」安心感があります。

5.子どもに“頑張る姿”を見せられる

これに関しては、初めから見せつけよう!と思っていたわけではないですが笑

資格を取得した結果として、子どもからの信頼アップにもつながりました。

子育て中に勉強するのは簡単ではありません。

しかしその背中が「努力することの大切さ」を自然に伝えるきっかけになったと感じます。

特に我が家の場合、ちょうど私が勉強している時期に上の双子たちが受験生でした。

「ママも勉強してる…」

と、感化される場面もありました。

子どもはちゃんと見ています。

子どもと一緒に成長していくような感覚があり、親としてもとてもうれしい経験でした。

6.時間の管理の癖がつく

保育士試験の勉強を続けるうちに、自然とスキマ時間を活かす習慣がつきました。

朝の支度前や通勤時間、お昼休み、寝る前の10分…。

限られた時間をどう使うか考える癖がつくと、他のことにも効率的に取り組めるようになります。

実際に私はこのような勉強法で進めました。

家事や仕事の合間にも少しずつ勉強するくせがつき、「短時間でも積み重ねれば結果が出る」という実感を得られました。

7.子育てに直結する知識が身につく

保育士試験で学ぶ内容は、まさに育児の実践知識そのもの。

発達段階ごとの特徴や、栄養・保健・心理・福祉の基礎など、知っておくと育児がぐっと楽になります。

発達段階を理解できるようになり、「今ぐずっているのはこの時期特有のこと」と分かるだけでも、気持ちが楽になります。

学んだ知識が、自分や子どもを客観的に見つめる力になります。

🌼 保育士資格のデメリット・注意点(実体験から)

保育士資格はやりがいがありますが、実際に勉強や受験をしてみると「想像以上に大変」と思うことも。

「保育士資格を取ってよかったこと」を紹介しましたが、注意点もあります。

でも、振り返るとその「大変さ」こそが、自分を成長させてくれた部分でもあります。

私は努力する過程も無ではないと思うので、「デメリット」とは思わないですが、保育士資格を取るうえで感じた注意点も実体験からお伝えします。

1.勉強量がとにかく多い

保育士試験は9科目もあり、範囲がとても広いです。

心理学・保健・栄養・社会福祉・教育原理・保育原理・実技…

どれも専門的な内容で、独学だと「どこから手をつければいいの?」と戸惑います。

子育てや家事の合間に勉強する場合、まとまった時間を取れないのも大変なところ。

でも、スキマ時間をうまく使ったり、通信講座を取り入れることで、少しずつでも合格することはできます。

2.試験が年2回しかない

保育士試験は前期・後期の年2回のみ実施。

「あと少しで合格だったのに…」という場合、次の受験まで半年待たなければならないこともあります。

焦らず長期戦を覚悟し、1~2年で合格できればOKくらいの気持ちで取り組むのがおすすめです。

3.記憶との戦い(暗記量が多い)

法令や指針、統計データなど、覚える内容が多いのも保育士試験の特徴です。

とくに子どもが小さい時期は、寝不足や体調不良で集中力が続かないことも。

でも、「完璧に覚えよう」と思わず、まずは何度も目に触れることを意識しました。

「短時間でも繰り返し覚える」ことで記憶に残りやすくなります。

4.受験費用・教材費がかかる

独学ならテキスト代だけで済みますが、通信講座を利用すると数万円〜十数万円の費用がかかることも。

ただ、その分カリキュラムが整理されており、効率よく勉強を進められるというメリットもあります。

自分のライフスタイルに合わせて、「お金より時間を節約したいか」「時間よりコストを抑えたいか」

を考えて選ぶと良いと思います。

5.現場の仕事は体力勝負

保育士の仕事は、思っている以上に体力を使います。

子どもを抱っこしたり一緒に走ったり、行事の準備で夜遅くなることも。

ただし最近は、企業内保育所や小規模保育園など年間行事が少なめで落ち着いた環境で働ける場も増えています

資格を持っていれば、自分のペースに合った働き方を選ぶこともできます。

6.勉強と育児の両立は簡単ではない

「今日は勉強しよう」と思っても、子どもが熱を出したり、家事が立て込んだり…。

なかなか計画通りに進まない日もあります。

でも、そこであきらめずに少しずつ続けた経験は、のちに大きな自信になります。

「スケジュールはあくまで予定」という気持ちで進めていきましょう!

それでも挑戦してよかった理由

これらの注意点を知っておくことで、心構えもでき、途中で挫折しにくくなります。

いろいろと調べると不安も出てくると思います。

しかし「大変さを乗り越えた先に、自分の成長がある」

それを実感できるのが、この資格の魅力です。

まとめ

保育士資格を取得するメリットは、「仕事の幅が広がる」だけではありません。

  • 知識が増えて子育てが楽になる
  • 自分の可能性を再確認できる
  • 子どもに努力する姿を見せられる
  • 時間の使い方が上手になる
  • 自分に自信がつく

という、「努力の積み重ねがもたらした財産」を手に入れることもできます。

保育士資格を取る過程は、決して楽ではありません。

でもその努力は、確実に自分の力になりますよ。