保育士試験のおすすめ勉強法と時間の作り方|子育てや仕事と両立するコツ

勉強法

保育士試験の勉強は「どうやって時間を作るか」が大きな課題です。

子育て中やフルタイム勤務だと「まとまった時間が取れない…」と悩む人も多いでしょう。

決して私も、こつこつ勉強する習慣があったわけではありません!

そんな私でも合格に向けて勉強をする癖をつけることができました。

ここでは、【朝・昼・夜・帰宅後・寝る前】のスキマ時間活用法、休日の勉強法、さらに実技試験に向けた練習法をまとめました。

実際に私が行っていた方法です!

保育士試験とは

私はユーキャンの通信講座で勉強をしていました。

まず、前提としてユーキャンのおすすめの勉強法は一つの科目に対して、

  1. テキストを流し読みして
  2. 一単元、読み終えたら小問題を解く
  3. ほとんど正解出来たら次の単元を流し読み
  4. 2.をくりかえし、すべての単元の小問題が解けたら、仕上げにその科目の問題集を解く
  5. クリアできたら次の科目の勉強に進む

という形で進めることを推奨されていました。

これが本当に効果てきめん!

初めは、問題を解かなくていいのかなあ?と思いながら少し問題を解いたりしましたが、やはりユーキャンの推奨するやり方で進めた方が理解が早い。

それはなぜなのか?
次で詳しく解説いたします。

保育士試験勉強の特徴

保育士試験とは体系的に学ぶ必要がある試験 です。

ただ「丸暗記」だけでは乗り切れない部分や、「出題範囲が広い」という特徴があり、そのバランスを意識するのが合格のポイントです。

特徴① 出題範囲が広い

  • 科目は 9科目(子ども家庭福祉、保育原理、教育原理、社会的養護、子どもの食と栄養、保健、心理学など)
  • 医学・心理学・法律・教育学・福祉など幅広い分野から出題される

体系的に「全体像をつかむ」→各科目を細かく勉強する 流れが大事です。

特に保育の歴史や成り立ち、必要性などから考えていくと頭に入りやすいと思います。

特徴② 暗記と理解の両方が必要

  • 保育所保育指針や法律条文などは「暗記」が必須!
  • 発達心理や栄養などは「理解」していないと解けない問題が多い

用語暗記+背景理解 の両輪で進めることが重要です!

暗記はくりかえし覚えることが重要。

私はこの部分は、ユーキャンの一問一答問題集が大活躍しました。

あとは、ほいくんさんの動画で記憶を定着させました。

通信講座やおすすめの本・動画など

特徴③ 科目のつながりが強い

保育士試験は全部で9科目と範囲が広いですが、科目ごとに完全に独立しているわけではありません。

類似する科目はバラバラに勉強するより、関連付けて順番に学んでいくと効率的です。

下に、おすすめの勉強順を表にいたしました。

保育士試験 独学におすすめの科目順(学習時間の目安つき)

学習順科目名学ぶ理由・ポイント学習時間の目安
保育原理保育士試験の基礎。まず「保育とは何か?」全体像を理解するために最初に学ぶのがおすすめ。約10時間
保育の心理学子どもの発達段階や心理を学ぶ科目。生活や子育て経験と結びつきやすく理解しやすい。約15時間
子どもの保健・子どもの食と栄養身近なテーマで取り組みやすい。暗記量は多いが、日常生活に直結するので覚えやすい。約20時間
子ども家庭福祉・社会福祉制度や法律に関する科目。やや難しいが関連性が強いため一緒に勉強すると理解が深まる。約20〜25時間
社会的養護・教育原理セットで合格しないといけない科目。教育原理は短いが重要ポイントが多く、社会的養護とまとめて学習すると効率的。約15時間
保育実習理論(音楽・造形・言語)実技試験にも直結。最後にまとめて取り組む人も多いが、早めに触れておくと安心できる。約15〜20時間

保育士試験の合格に必要な勉強時間は、90時間〜150時間と言われています。

1日1時間勉強した場合、約3〜5ヶ月で到達できる計算になります。(独学で一発合格を狙うなら150〜200時間あると安心)

しかし、子育てママや働いている方には時間通りにいかないこともあります。

①②の「保育原理」や「保育の心理学」などの科目は、お子さんがいる方には学びやすい分野です。

このあたりは勉強していても楽しく、とっかかりやすいです。

保育士試験の9科目は、それぞれ難易度にも差があります。

基礎となる「保育原理」やイメージしやすい「保育の心理学」は比較的やさしい一方で、法律や制度を扱う「子ども家庭福祉」や「社会的養護+教育原理」は難しく感じる人が多い科目です。

得意・不得意の差も出やすいので、比較的難易度の低い科目で自信をつけつつ、難しい科目は時間を長くとって繰り返し復習しましょう。

特徴④ 過去問にパターンがある

  • 過去問を解いてみると、出題傾向や定番問題が見えてくる
  • 毎年似たようなテーマ(例:保育所保育指針の改正ポイント)が狙われる

👉 体系的な理解+過去問演習 を組み合わせるのが最短ルート。

一通り、科目ごとの学習が終了したら、とにかく過去問を解くことをお勧めします。

過去問を解く→間違えたところに付せんなど目印をつける→再び解く→正解したら付せんをはずす

という流れを延々とくり返しました。

始めたころは付せんだらけ(間違いだらけ)でやるせなくなりますが、くりかえしていくと確実に解けるようになります!

過去1~3年の過去問をくりかえし解くことで、問題の意図や傾向がある程度つかめてくると思います。

保育士試験は法改正されて、出題内容が全く変わってしまう箇所が発生することもあります。

過去問を解く場合は、法改正には注意し、必ず最新版の問題集にも目を通しましょう。

まとめると

  • 全体像を理解して科目のつながりを押さえる
  • 暗記科目と理解科目のバランスをとる
  • 過去問で実践力をつける

この3点が 保育士試験勉強の特徴 になります。

朝・昼・夜・寝る前の勉強法

朝(出勤・登校前)

  • 頭がスッキリして集中力が高い時間
  • 10〜20分だけでも「暗記科目(保育原理・子ども家庭福祉など)」を読むと効果的
  • できたら1問だけでも過去問を解く

昼(通勤・お昼休憩)

  • 昼休憩は「一問一答の問題集」や「用語集」などを使ってアウトプット練習
  • 昼休憩は様々なスタイルがあるので、無理しない

夜(帰宅後)

  • 家事をしながらYouTubeの動画を垂れ流す
  • 寝る前にスマホで問題を解く
  • だいたい寝てしまってあまりできない笑

休日の勉強法

休日は まとまった時間を過去問演習に充てる

  • 家族に協力してもらって「勉強専用タイム」を30分だけでも確保する
  • 子どもと一緒に図書館へ行き「ママは勉強、子どもは絵本」のスタイルもおすすめ

実技試験の練習法(別記事で詳しく紹介予定)

筆記試験に合格すると、実技試験に進めます。

申し込みの段階で、3分野から2分野選択しておかないといけません。

筆記試験の合格発表のあと、すぐに実技の対策に取り掛かることを考えると、なるべく無理しないで練習できそうなものを選んでおきたいですね。

  • 造形(絵画):お題は試験開始の時に分かるため、いろいろなパターンで練習しておく必要があります。時間内  に指示通り描き切る練習を繰り返します。
  • 音楽表現(弾き歌い):お題は事前に発表されます。伴奏の楽譜は自分で用意します。上手に弾くことだけがメインではなく、あくまで子どもが主役の気持ちで。
  • 言語(お話し):こちらもお題は事前に発表されます。子どもに絵本を読む感覚で家族に披露すると実践力がつきます。

※こちらは別記事で詳しく解説予定です。

まとめ

保育士試験の勉強は「時間の長さ」より「積み重ね」が大事。

朝・昼・夜・寝る前とスキマ時間を有効に使うことで、子育てや仕事と両立しながらでも合格を目指せます。

学習環境を工夫すれば、集中力もグッと上がります。

無理なく続けられる方法を見つけて、自分のペースで勉強を進めましょう。